院内紹介
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○診察設備
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開院2年間の婦人科腫瘍の診療実績
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開院後2年間の診療で最も多いのは、20代・30代の若年女性に急増している子宮頸部初期病変の診断・管理(細胞診・コルポスコープ診・狙い生検)で、子宮頸部異形成・早期がんに対する妊娠機能温存治療としてレーザー蒸散術186例、レーザー円錐切除術34例を行いました。細胞診標本と病理組織標本は陰性例を含めて自ら鏡検し、患者様に説明しています(細胞診専門医資格有・米国N.Y.市コロンビア大学婦人科病理留学経験有)。この2年間の細胞診件数は4,131件、病理組織件数は678件でした。
子宮体がんの前がん病変である内膜増殖症を効率よく診断するために、内膜細胞診と簡易内膜吸引組織診、内膜超音波診断を組み合わせた新しいスクリーニング検診(第48回日本臨床細胞学会総会にて発表.千葉市,2007.06.08.)を行い、子宮内膜増殖症と共存している早期子宮体がんの発見に努めています。子宮内膜病変の精検にはヒステロファイバースコープを適時使用しています。
若年子宮体がんに対する高用量MPA投与による妊孕能温存療法(厚労省がん研究班レジメ)は、この2年間に子宮温存と挙児を強く希望して受診された39歳未満の子宮内膜異型増殖症3例と子宮体癌Ta期2例の患者様を治療しました。その結果、4例が治療奏効して寛解に至り、うち2例は直ちに体外受精で妊娠成立し、1例(Ta期)は分娩して健児を得、もう1例(異型増殖症)は妊娠中です。妊娠希望がない残り2例の患者様はピル服用しながら慎重に管理しています。婦人科腫瘍の診断・治療・管理に必須であるMRI、CT、PET-CT検査は、放射線診断センターと連携しています。
主治医の診療情報と検査画像を持参された婦人科腫瘍38例(卵巣がん12例、子宮がん5例、卵巣腫瘍8例、子宮頸部異形成3例、子宮内膜増殖症2例、子宮内膜症4例、子宮筋腫3例、絨毛性疾患1例)の患者様とご家族にセカンドオピニオンを行いました。相談内容は、卵巣がん・子宮がんでは再発がんの治療について、前がん病変では診断の精度と治療の要否について、子宮内膜症・子宮筋腫では手術の要否と妊娠機能温存治療法について、等でした。
開腹手術は連携している他施設で筋腫核出術10例、子宮摘出術6例、卵巣腫瘍手術5例、子宮がん手術2例、帝王切開術2例(子宮がん)、等を執刀しました。
藤井レディースクリニック (婦人科・産科・内科)
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